「ごわつく、広がる!」
「なんとかしたい!ほんとにストレス!!」
梅雨と夏時期になると皆様髪のストレスはMAXになります。
本日のお客様は、2年くらい通っていただいているかたですが、
お互いの都合が合わなくて前回は他店でカットカラートリートメントをされたようです。
髪質改善前
履歴
全体にブリーチを使ったハイライトを入れたようです。
あとはなかなか強いアルカリカラーを毛先まで使ったのでしょう。
ごわつきがとてつもない状態です…。
中間毛先は僕が過去にやらせていただいたハイライトも入っています。
そしてその前には弱い縮毛矯正(トリートメントストレート)も入っています。
トリートメントストレートって何?ってかたは、トリートメントで髪はストレートになるの?トリートメントストレートの効果をご覧ください。
僕は他の所に行くことをそもそも浮気などと言わないし、思いません。
ただ、僕たちの仕事は歯医者のようにレントゲンで中を見れるわけではないので、
診て、触って、聞く。
これだけで判断しなければいけませんので、履歴をもともと分かってる美容師の所に行くのは圧倒的に有利で、他のお店に行くのはそういうリスクがある事だけは、心に留めておいてくださいねm(__)m
さて、今回はいろいろな要因がお客様の不快感につながっています。
- 全体のクセが湿気により膨張する
- 特に表面の髪がダメージによりビビり(チリチリになり)がち
- そのダメージをなんとかするため、ケラスターゼの何かのトリートメントを毎日つけているため、全体的に髪がベタついている。(ケラスターゼが悪いというわけではありません)
工程
まずはコーティングを一切しないシャンプーで2シャンプー。
毛先は中性で微量のシステアミン(パーマ液の種類)だけのお薬。
根元中間の少しクセの強い所は、それに矯正の薬をほんの少しだけ混ぜて、少しだけパワーを強めたお薬。
とはいえどどちらもクセを伸ばす力はとても弱いお薬です。
さらに中間と後処理にウルティアトリートメントからのアイロン。
アイロン技術がキモです。
これで、ウネリを緩和して、毛先のキューティクルの形状を整えて、最後にシャンプー台でほとんどダメージレスのカラー(トナーオン)で仕上がりです。
髪質改善トリートメント後
あくまで広がりを取る目的の薬剤パワーなので、クセの強い所は少し残ります。このあたりは求めるスタイルで。
巻き髪メインのかたはコチラがおすすめ。
ここまでハンドドライのみです。
ふぅ。
今日のワンポイントアドバイス
油分の多いトリートメントに注意!!
ダメージが気になると、しっとりするトリートメントを購入して毎日使ったりする方が多いと思いますが、使い方によっては逆に悪い方向に向かったりします。
広がる→抑えるために油分を足す→シャンプーで落としきれない→蓄積→油は酸化すると固くなる→サラサラとは程遠い質感に。
ちなみにこちらのお客様は、ケラスターゼの何かの集中トリートメントを毎日使って、ジョンマスターのシャンプー&トリートメントでケアしていたそうです。
ジョンマスターは洗浄力が弱いので、蓄積していったのでしょう。
シャンプーの洗浄力は弱い方がいいの?
洗浄力の弱いシャンプーがオススメされることが多いと思いますが、しっかり汚れを落とせないほうが確実に髪にはよくありません。
汚れ=殆どの場合は古くなった油分です。
スタイリング剤や油を付けないかたならたしかに洗浄力はいりません。
ラウレス硫酸naが良くないとか、石油系が良くないとか、色々な説が流れていますが、
それは相性の問題です。
そのあたりはご相談ください♪
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