似合う髪型の見つけ方保存版。骨格、顔型、トータルバランスとの似合わせまとめ

”似合う”とは、そもそも何なのか。

答えは、釣り合いのとれているもののことをいいます。

本来あなたが持っているものと共存しているもの。

例えばキュート系とクール系は相反するし、

1つのコーディネートの中で、可愛らしさやフェミニン(赤文字)と、ストリートやモード感(青文字)は基本的には共存しませんよね。

しかしその間(紫)や、スポーティモードやクラシックストリートなど、組み合わせが新しいこの時代。

何でもありなこの時代ですが、基本を知らなければ応用はできませんよね♪

ファッションありきのヘアスタイルなのでそこと合わせるべきですが、
今回のテーマは人の持っている素材の部分とのお話になります。

ヘアスタイルの似合わせ

ではまずは、例として筆者の顔でお伝えしていきます。

まずは耳から下の輪郭。
輪郭とは基本ここで判断します。
全体との比率みたいな詳しいのは置いておいて、直感的に面長ですね。


目の間の距離感
求心的な顔立ちのほうが、少しキツめな印象になります。


眉尻、口角のパーツの外枠を結んだ台形。
この台形が縦長であり、下が先細りなので、
安定感のない縦長の台形、
=クールで、(ドッシリした)安定感を与えない印象のパーツとなります。
(逆であれば暖かみのあり、安定感を与えるパーツ)

面長でクールで安定感はない顔立ちがもともとの素材。
ここに同じ要素のあるモノを掛け合せれば単純に統一感だけは生まれます。

そう考えると、この顔が女性なら、フェミニン系よりも、ナチュラル〜少しモードやフォーマルな雰囲気のヘアスタイルやファッションが似合いそうですよね。

次は顔より下。

首が長く肩幅は狭いので、ショートヘアはシルエット的にそこにボリュームを持たせないので首の長さと華奢な印象を際立たせます。

実際にあてはめていきましょう。

(きついな、、、)

❶は頭にフィットさせたショート。
毛先が収まっているぶん、輪郭を強調する。
❷は力を抜けさせたショート。
毛先が色々な方向に向くので視線も分散される
❸は頭にフィットさせたストレートボブ
縦長を強調させる
❹前髪を作ると縦長は強調されない
❺クールすぎるのが気になる場合は少しウェーブを足してみた
❻肌色が明るめなら色も明るくしてみる

どうなりたいかによりますが、僕の感覚では❷か❹か❺か❻が似合う気がします。


A.内側の丸で囲ったインナーラインで”顔”の印象を、

B.外側の大枠、アウターラインでトータルシルエットのイメージを、

C.全身で見たときの比重でどこに重みを持たせるか(ウェイトバランス)を、

ここから具体的にこの3つをコントロールしていきましょう。

髪型で輪郭、骨格をカバーするための要素

丸顔が気になる人、可愛らしい雰囲気にしたくない人

  • アウトラインを横広がりにしない。
  • ショートやボブにするなら上にボリュームをもたせたり、耳かけしたりして顔周りは隠すより逆にスッキリさせたほうが、輪郭もスッキリして見える。
  • そこまでスッキリさせるか、鎖骨より下など長めに残したほうが、輪郭という概念だけならに似合わせやすい。

詳しくは丸顔に似合う髪型を教えてくださいをどうぞ♪

面長が気になる人、クールさを強調したくない

  • あごより上の長さのショートヘアは難易度が高い。面長を強調させる。
  • ロングすぎると縦の印象を強めるのであまり長すぎないほうが無難。前髪を作ったほうが長方形の印象より丸の印象を強められる。
  • シルエットに丸みのヘアスタイルが○。

詳しくは面長に似合う髪型を教えてくださいを。

えらが気になる

  • 気になる周辺にボリュームを持たせないのがアウターシルエットの鉄則!
  • ハチやトップにボリュームをもたせるか、エラ部分に髪を残す(前髪の幅をせまくする)。
    気になる部分で外ハネにするのもオススメ。

首が華奢で長いのが気になる

    • あごより上のショートは首まわりの華奢な印象を強まる。重めのボブや長めスタイルはそれを緩和させる。

詳しくは首が短い太い、または細い長いのをカバーする髪型を。

首が短い、しっかりしているのが気になる=

  • ショートヘアなら襟足をパツッとせず隙間をあけて首元の印象を弱める。
  • 髪型、鎖骨あたりの長さ設定ならレイヤーを入れて重みをとる。
  • それよりロングなら影響しない。

首が短い太い、または細い長いのをカバーする髪型

身長と髪の長さの関係

  • 身長が小さい人がロングが合わないのは、さらに背を小さく見せてしまうからと、全身と髪の割合で考えた時に髪の割合が多すぎて、髪ばっかりの印象になってしまうから。

人は全てにおいて、何かを見るときに、何かと比べながら見るようになっています。

身長を高く見せる髪の長さ、低く見せる髪の長さ。その理由。

 

ロングよりショートのほうが似合うための+α

  • 骨格はもちろんだけど、剛力彩芽ちゃんや吉瀬美智子さんがロングよりショートのほうが魅力的なのは、そこをオープンにして肌の露出を増やし、明るい印象を強め、色気を出したから。
    耳や首、鎖骨をしっかり出して、ショートだからこそ出る色気を売りにしよう。

 

全身でのバランス

全身でのバランスで考えたとき大事なのは、一言で言うとシルエットの比重です。

上半身に重心があるバランス

肩周りがしっかりした骨格のあなたは、そのあたりにボリュームを持たせないのが無難です。
首元をスッキリさせたショートヘアや、ミディアムならそのあたりにボリュームを持たせないヘアスタイル(レイヤーを入れる)が、重さのバランスは取れるでしょう。

下半身に重心があるバランス

下半身の骨格がしっかりしたあなたは、
ロングで下に重みを持たせたヘアは、さらに重心を下に持っていってしまいます。
なるべくミドルあたりにボリュームを持たせるのが良いでしょう。

偏りのないバランス

部分的に強さを持たない。
そんな自然体な雰囲気にに合わせるなら、
あえて重心を作らないというのも売りになります。

ナチュラルさを押し出して、全体的に力の抜けた、ウェイトバランスを作らないウェーブヘアやナチュラルヘアが良いのでは?

身長とヘアスタイルの関係

単刀直入にいうと、髪は長いほうが背が低く見えます。

重心が下に下がるからです。

あとは、
全身と比べて人は見るので、髪の比率を大きく感じ、髪の印象が強くなります。

背の低めな人は髪が長くないほうがいいと言われているのはこのためです。

しかし、髪が長くボリュームが多いほうが、顔や頭だけでいえば、小さく見えることも忘れてはいけませんね。

これも比べて見ているから。

ファッションでも、全身で見たときに、重さをコントロールしますよね?

季節やTPOに合わせて、色や素材や露出度で足し算引き算しますよね。
冬だったら、重めにしたい。
だったら色を濃いものやモノトーンにする。
素材もヘビーにする。
髪も重めに切ったり色を落ち着けたり(全てバランスなのでする必要のないこともあります)
する。
夏なら明るい色や、軽い素材にする。
髪も耳かけしたりまとめ髪したりする。

全身で考えるときは、重さの比重のバランスを取る。という事がキーワードです♪

キャラクター

これも剛力彩芽ちゃんや水原希子ちゃんで照らし合わせてみると、アグレッシブな女性は短い元気な髪が似合う。しっとり落ち着いた仲間由紀恵さんや小雪さんなどはロングがしっくりくる気がします。
これはもはや感覚の問題。
でもかなり大事なポイント。

 

まとめ

 

ここまで言ってなんですが、結局100%正解なんてどこにもないと僕は思っています。

別に身長の低めな人が髪が長くてもいいと思うし、丸顔の人が丸い髪型をしていても、
素敵な人は素敵。
自分が何が好きか、どんな自分が好きか、どれなら自信に繋がるか、それが全てだからです。

しかし、何かアクションを起こしたいとき、後押しする根拠があるほうが行動に移しやすいので、
髪で悩むあなたの自信になれたら幸いです。

ABOUTこの記事をかいた人

【縮毛矯正にデザインを】 美容師歴17年。フリーランスとして独立後5年後、表参道青山にてceeを出店。 クセ毛、直毛、多毛、傷みやすい髪など、 髪に悩みのある方に特に支持を頂いています。 ショートヘアのカットもおまかせください。