アイロンをどう入れるかで縮毛矯正の仕上がりには雲泥の差が出ます。
これが実際に矯正のお薬をつけて自然に仕上がるようにアイロンをいれて2液をしたものです。
そしてこれがしっかりまっすぐ入れて2液したもの。
後日この部分にまた丸みをつけるためにこのパンチパーマのアイロンで特殊なやり方で丸みをつけたのがこちらです。
矯正がかかっている部分は結構頑張らないと曲がりません。
しかし頑張ればこれくらいの差が出ます。
縮毛矯正をナチュラルに仕上げられた時の達成感はハンパじゃないです。
時間もかかるし、難しいから。
次はお客様実例です。
シャンプー直後
気にすること、注意点
一度も矯正もかかってなく、カラーもしてなければそんなに難しい事ではないと、最近では思います。
しかし既に毛先が矯正がかかってることがほとんどなので、
- ダメージのある毛先の薬剤設定を見極める。
- ドライするときの水分調整も乾かしすぎず、乾かなすぎずで。(乾かし過ぎはクセが伸びにくい。逆に水分が残りすぎだとダメージの原因になる)
- そしてアイロンは根元の癖は伸ばしながら、毛先は丸める。
- しかも毛先は一度かかっているところなら軽く丸めたくらいでは丸まらない。
- アイロンは細い方が曲がりやすいけど、クセを伸ばすほうは効率が落ちる。
- 濡らしてデジパでやれば曲がるけど、髪の負担は増える。
- 2液も丸めた状態で放置する。
なんて色々な問題を解きながら進めていきます。
今回はストレートアイロンでクルンクルンにアイロンを入れてから2液です。
ポイントはテンションをかけずにアップステムにすること。
仕上がり
これ以上はストレートアイロンでは曲がりません。
逆に言えば既に矯正毛でも、アイロン技術でこれくらいは曲がります。
美容師さんはまず人形(ナオミ)で練習してみてください。
矯正はロングヘアだとまっすぐでも不自然ではありませんが、短ければ短いほど印象が硬くなります。
コテで巻けば曲がりますが、雨の日は落ちてしまいます。
長い髪をアイロンだけで曲げるのは難しいのでデジタルパーマを施します。
必要性があるからこそがんばるけど、なかなか難しい技術。
でも難しいから楽しい。
これはなんでもそうですね♪
さ、がんばろう。
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