薬剤の過剰反応を予測する。
矯正毛は、少し曲がればいい。
ストカールとは、縮毛矯正と毛先のデジタルパーマを同時に施術する、とても難しい技術です。
そして、失敗例が数多く出てきています。
大体の失敗例は、毛先ワンカールしたかっただけなのに、チリチリになり、まとまらない状態になることです。
それはなぜ起こるかというと、まず、1液の過剰反応です。
ストカールをするパターンは、大体毛先には1度(以上)縮毛矯正がかかっている状態の髪に、
- クセのある部分に縮毛矯正の薬をつける
- カールの欲しい部分にそれよりも弱いお薬を付ける。
- 時間が来たら流す
- 乾かす
- アイロンを入れる
- カールの欲しいところを濡らし、デジタルパーマのロッドを巻いて加温する
- 2液で定着させる
という工程で施術をしていく流れになりますが、失敗する要因は、
- 2の薬が強すぎる(または時間を置き過ぎる)
- 6の加温タイムが長い
どちらかです。
1液の反応をさせすぎた状態で、1度流しても、2液をするまでは、髪が濡れていると1液の反応は続きます。
ということで、濡らして加温することにより、また1液の反応が始まるので相当髪は薬剤ダメージを受けることになります。
ということで、毛先を濡らしてデジタルパーマを巻く予定がある以上、その部分につける薬は、相当弱くても、十分反応します。
ストカールはこの薬剤設定が、命です。
少し曲がれば、いいんです。
そのくらいの設定なら、取り返しのつかない事態にならないから。
初めてのお客様は難しい
1度縮毛矯正を自分でかけさせてもらっていて、その時の薬剤設定と、放置タイム、そして他の施術履歴まで見えていたら、
毛先と根本の時間設定が計算しやすくなります。同じ美容室に通うメリットは、そこにもあります。
ストカール(縮毛矯正+ワンカール)でくせ毛を内巻きボブにするやり方
縮毛矯正をショート、ボブ、ロングで内巻きに。自然な髪質改善ストレートなら岡島まで