熟練された技術や素材の見極めが必要なため、出来る技術者は限られます
丸みのある矯正をアイロンだけで作るのは難しい。
くせ毛をまっすぐにするのは、パーマをかけるより強い薬が必要で、
さらにアイロンの形状も平面である事などから、少し丸みを付けてアイロンを入れても大して丸くはなりません。
極端に丸みを付けてアイロンを入れて、かつクセも伸ばさなければいけないので、高度な技術が必要です。
もちろんそれを得意とする美容師さんもいます。
私もかなり練習しました。
美容師はこういう人形を使って練習できるから、お医者さんなんかよりは練習しやすい職業だと思います。
現在辿り着いた私の結論は、アイロンはある程度丸みを付けて入れ、さらに毛先だけロッドを巻いてから2液を付けることが多いです。
2液を付けるまで髪の形状は定着しないので、一度まっすぐにしても、これで少しカールは付くからです。
しっかりカールを付けたいときはデジタルパーマのロッドを巻きます。
ストカールを失敗する理由は攻めの姿勢があるから
縮毛矯正をしている部分に毛先デジパで丸みを付ける事自体、リスクの高い技術です。
弱いお薬で、カールも少し付けばいいかな、、、くらいが一番安全です。
すでにかかっている所(カラーもしているとさらに)に付けるお薬は弱い薬で十分ですが、的確なお薬の選定ができず、ロッドの温度も高温でやってしまうと、髪はチリチリになります。
一度傷んだ髪は元に戻りません。縮毛矯正みたいな繊細な技術を施術する側は、臆病な性格くらいがちょうどいいと思います。
追記2018.3/29
アイロンで丸みを出すのは可能です。