*この記事は2018年2月5日に更新しました。
カラー剤の種類を髪の状態によって塗り分ける
一言に髪を染めると言っても、色々な種類のお薬があります。
アルカリカラーと低アルカリカラー
一番定番なお薬はアルカリ性の高いアルカリカラーで、一番良く色が入るし、明るくできます。
黒い髪を明るくするためにはアルカリと過酸化水素の力が必ず必要です。
そのアルカリの量が少ないカラーが低アルカリ、または微アルカリカラーです。
例えばhoyuのプロフェッショナル用のプロマスターというお薬では、通常のお薬と比べてアルカリの量は10分の1の量です。すなわち髪に与える影響もそれに比例して弱くなります。
通常のアルカリカラーと比べると発色が弱いのがデメリットですが殆どのケースで問題なく対応できます。
低アルカリでは黒髪は明るくならないので既に明るい毛先に、根本はアルカリで、など塗り分けが大事になります。
カラートリートメント・カラーバター
コチラは市販もされているものですが、ダメージはありません。
しかし黒い髪を明るくすることは出来ず、白髪への色の入りも甘いのがデメリットです。
ヘアマニキュア
酸性域で色を染めます。
大体のもので製作段階でアルコールが入っているのと、髪を長期間コーティングするのでノーダメージではありません。
しかしダメージは少ないでしょう。
黒髪は明るくなりません。
白髪染めはパワーが強い!
白髪に色を入れるのと、黒髪を明るくするのを同時にするのが白髪染めのお薬です。
暗めのお薬でもアルカリの量は普通より多いのが一般的。
白髪染めの薬を毎回毛先まで塗ったり、放置後に毛先までクシで伸ばしたりは髪への負担が大きいでしょう。
トーンアップをなるべく避ける
明るくするカラーであればあるほど、アルカリや過酸化水素の力は強まります。
明るくして暗くして、また明るく、みたいなのが一番髪を傷めます。
アルカリで髪が開いている状態であまりコーミングしない
髪が弱い状態でクシを通すとキューティクルの剥離に繋がります。
ホームカラーをしない
ホームカラーに使われているアルカリは、モノエタノールアミンといって揮発せず、髪に残りやすいアルカリが入っています。
だからダメージが強いのです。
毛先に絶対についてしまう泡カラーは特にやめましょう。
激安店でカラーしない
低価格サロンが技術がないわけではありません。
上手な人はもちろんいます。
もちろん料金が高ければいいわけではありません。
しかし明らかに安いのなら使えるカラー剤やトリートメント、処理剤も限られます。
2000円のお店が100円の材料で、1万円のお店が5千円の材料を使っている訳ではありません。
大体1万円のお店でも千円前後の材料費で、後は技術料です。
しかしその少しの材料と手間の積み重ねが髪に表れるでしょう。
後処理をする。
残留薬剤を除去することで、早く髪を正常な状態に戻す事が大事です。
まとめ
このように必要に応じて新生毛とダメージ毛でお薬を塗り分けているか、
ここで美容師がお客様の髪をどれだけ考えているかの違いが出ます。
季節ごとにヘアカラーを変えるのはファッションや気分転換にもとても有効なので、正しくヘアカラーでオシャレを楽しみたいですね♪
自分に似合うカラーが知りたいあなたはこちらもご覧ください。
もしヘアカラーのダメージが気になるようでしたら担当の美容師さんに、使っている薬剤の特徴を訊ねてみるのもいいかもしれません。