すきバサミの選び方
amazon で探してみたところ、市販で売っているものの値段は1000〜6000円くらいです。
ぶっちゃけると、すきばさみは安いものでいいものはありません。
最低でも千円以上のものを選びましょう。
ある程度までは値段に比例します。
100均のハサミなどは論外です。
ちなみに美容師が使っているすきバサミは、3〜10万円くらいのものです。
僕は6万円くらい。
安いものは何が違うかというと、ひっかかります。
ハサミを入れて抜くときに、ジャリってひっかかります。
あとは、市販のすきバサミの特徴は、総じて’梳き率’が高い。
100本髪があるところに一回開閉すると35本くらい落ちるものがほとんどです。
気をつけないとすきすぎるという事です。
でも逆に言えばこれらを理解すれば、自分でも多少切れます。
ではいってみましょ。
セルフカットで必要なもの。
- クリップ3本くらい
- ケープ
- クシ
ケープはあればって感じで、ほかは100均で手に入ります。
すきバサミの使い方
前髪の場合
1,前髪だけを分けとる。
ここでの注意点は、前髪かどうかわからないところは無理して切らないことです。
つなぎ目はプロにおまかせを。
2,幅が広い場合や毛が多い場合は上下で分ける。
3,3箇所くらいで分けて入れる。
(根本よりの中間)
(中間〜毛先)
使い方は、簡単に言うとハサミを閉じたまま、刃の鋭い部分で髪をノコのように削るように抜いてくるのではなく、
動画のように、閉じたら一度開いて、ずらして切るようにすると良いと思います。
(プロはもう少し違う使い方をしますが、これが簡単です)
更に斜めに毛先にいれて、パッツン感を消します。
基本的には前髪以外でも使い方は似ています。
注意点
前髪の表面の根本付近をすくと、短い毛が立ち、ぱさつきます。
根元付近をすくのは前髪なら内側だけにしましょう。
あとは大事なのは一箇所で何度も開閉しないこと。
穴があきますので。
すきバサミで髪が傷む理由
スキバサミは、
量を減らすのに適したツールですが、
確かにこれを使いすぎると、傷んでしまう(傷んで見える)場合もあります。
・先程も書きましたが、刃を抜くときに、鋭い部分で髪を削るように抜いてしまうとアウト。キューティクルはボロボロです。
・ギザギザになっている部分に毛が完全に乗らない状態で開閉する事により、筒状になっている髪の毛を中途半端にちぎる形になり、断面がグチャグチャになる。
・そもそも髪を途中の所で切って毛先というものを作る事自体、見た目的にはパサついて見える。
僕も以前、切れ味の悪いスキバサミで髪を切ったら毛先に枝毛ができてしまった、という事態が起きた事があります。
それ以来、ハサミの状態には細心の注意を払っています。
ではすきバサミは悪なのか
切れ味の悪いスキバサミはそれだけで
悪 という事になりますが、
しっかり切れる状態にしてあるのならば、効率のいいハサミです。
毛先のバツッとした感じを柔らかく仕上げたり、濡れた状態のよく切れる状態の髪の量を減らすのにはとても適しています。
しかし、できるだけ毛量調整せず、そもそもの形作りの時点で綺麗にアプローチできるなら、そちらの方がヘアスタイルのクオリティは上がります。
適材適所が大事ということですね。
パサつかない毛量調整カットとは
セルフカットの話ではありませんが、、、。
できるだけ毛量調整(すく行為)はしないほうがパサつきませんが、とはいえ髪が多い人はそうも言っていられません。
その場合は、全体にまんべんなく毛量調整をするよりも、ポイントで少し大胆に量を取ることが効果的です。
なるべくはさみを入れる回数も少ないほうがいいので、すき率の高いすきバサミですくか、普通のハサミですくか。
例えば、耳の後ろ周辺は溜まりやすいので、少し多めに量を取ります。もみあげの上あたりの髪もわりと減らしたほうが良い場合もあります。
特にくせ毛の人が見た目のツヤ感を重視するなら、なるべくカットでの毛量調整よりもまずは髪質改善。
トリートメントストレートなど、ボリュームダウンメニューを活用するのがオススメです。
詳しくはこちらをどうぞ⬇
トリートメントで髪はストレートになるの?トリートメントストレートの効果
ボブやショートやマッシュなどは、毛量調整よりまずは”ベースカット”。
段をどう入れるかで質感やフォルムを作り込むことが再重要です。
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