こんにちは、おかじです。
陽の光が肌を徐々に突き刺すようになり、早くも夏の気配を感じますね。
気が早いぼくは、その前に梅雨の季節が来ることをつい忘れてしまいがちで、少しずつ湿ってきた風によりその事を思い出します。
皆様はいかがお過ごしでしょうか?
さて、
小学生の頃ぼくは、母から頂いたお小遣いで、
週間少年ジャンプで連載されていた
“変態仮面”の単行本を購入しました。
たしかあれは、初めて買った漫画だったと想います。
愛子ちゃんを強盗から守るため、たまたま覆面するために女性のパンティをかぶったらとても強くなってしまい、悪を倒す日々が始まるという、とんでもないヒーローのギャグ漫画です。
しかしある日僕が学校から帰ると、確かに僕の部屋にあるはずの、その漫画がありませんでした。
母にたずねると、
「あんなもん、捨てたわ!!」
と一喝。
僕は一切反論せず、心の中で
(そうなるよね)
と瞬時に納得しました。
その後、20年ほど経ち無事に大人になった僕は、その話を母方の姉(おばさん)の息子にあたる、僕の5個年上の従兄弟に話しました。
すると彼は話しだしました。
彼は男友達の誕生日プレゼントに、
鈴木亮平さん主演により数年前に実写映画化された、
変態仮面のDVDをウケ狙いでプレゼントしようとしました。
amazonで注文し、
実家暮らしの彼は、もちろん実家に届くように設定。
当日は土砂降りの雨。
その家は駐車場が少し遠い場所で、配達員は玄関まで時間がかかってしまい、箱を相当濡らしてしまいました。
チャイムを鳴らすと、彼の母が対応しました。
人柄の真面目な配達員の方だったのでしょう。
「申し訳ございません、雨で箱がびしょ濡れになってしまいまして、中身が大丈夫かどうかを一緒に確認していただいてもよろしいでしょうか?」
普通なら開ける事のないamazonの箱。
中から出てきたのはもちろん、、
(叔母)!!!!
しかも、通常盤のノーマルパックではなく、
ボーナスディスク付きの
“アブノーマルパック”、、、、、!!
(配達員)!!!!!!!
その後、彼が帰宅すると、配達員の前で恥をかかされて怒り狂った母に、
「あんた、いつまでこんなもん買っとるんや!」
「これは、違う、、!!違うんや、、!!」
当然、普通の映画(決して普通ではないが)と解釈されるわけはなく、必死の弁解をしたのはいうまでもない。
どしゃぶりの雨と真面目な配達員が起こした奇跡でした。