中年になった自分が、一瞬だけ時間をさかのぼり小学生の自分と出会う。何か未来を変える劇的なアドバイスをしておかなければ、、だけど今の自分にはそれなりに満足しているし、、、という短編小説を読んでいました。
自分ならなんていうだろう?
あなたなら、一瞬だけタイムスリップして、目の前に若かりし自分がいたら、何を言いますか?
今の自分は過去の全ての出来事の積み重ねなので、もちろん全て狂ってしまうこともあります。だからそんな事を考える必要もないけども、
まぁ、それは置いといてです。
たとえば、
もっと勉強しなさい。
たくさん、恋をしなさい。
その子を大事にしなさい。
海外に行っておきなさい。
ゴルフを早めに始めなさい。
ピアノを辞めずに続けなさい。
歯の矯正をしておきなさい。
あの学校に行きなさい。
あの人の言う事はよく聞いておきなさい。
人に優しくしなさい。
、、、などなど。
人それぞれ色々な想いと、そこにいたる物語がありますよね。
そんな時にちょうど帰省していた僕は、父と夜遅くまで呑んでいたので、ここぞとばかりにその話を持ち出してみました。
自分の親父が、自分と同じ年頃に、どんな事を考えて生きてきたのか、、、。
父は1つの企業でずっと特に不満も見せず、定年まで安定した生き方をしてきました。
僕と生き方は対称的だけど、共通している性格は親子だからたくさんあるはずです。
そんなわけでもしかしたらこれからの自分の人生に、大きな影響を与える何かが聞けるかもしれない。
「31の自分に、一言だけ助言できるとしたらなんて言う?」
「ない」
「、、、、、。」
、、、、、。
「やり残した事とかないの?アドバイス1つくらいはあるやろ?仕事でもそれ意外でもなんでも。」
「ない」
いや、頑固か。
すでに悟りの境地に至ったのか、話題自体に興味がないのか、おそらく後者ですが、まぁないならないで、一番いいんですけどね。
そんなわけで、今年の僕の夏の帰省は、いつもよりも少しだけ静かに、幕を閉じました。