【男性の育毛まとめ】薄毛化の予防に大事な5つの基本

男性の薄毛予防

このページを開いたあなたは男性ですか?

それとも彼氏やご主人を気にかけている女性ですか?

どちらにせよ、毛が少なくなるというのは病気でも何でもありませんが、とっても繊細な問題ですよね。
なんとか解決したいところです。

さて、僕は美容師です。

美容師は医師ではないので、できることは限られています。

内服薬も処方できませんし、頭皮に注射も出来ません。

でも”髪に悩む人”の問題を解決したい情熱は医師にも負けません。

実体験やまわりの声を集めたり、最新の専門誌を読めば知識だって。

ではいきましょう。

そもそもAGAとは

Androgenetic Alopecia =AGA=男性ホルモン型脱毛症の事です。

男性ホルモンのテストステロンが、5aリダクターゼという還元酵素と結びつく事により、DHT(ジヒドロテストステロン)に変わります。
それが毛髪の成長サイクルを乱し、髪が成長する成長期が減り、髪が伸びなくなる休止期や脱毛期が伸びてしまい、髪が減っていく、、。

恐ろしい、、、。

5aリダクターゼが元凶

男性ホルモンが悪いのではなく、悪玉の男性ホルモンに変化する事が大敵です。

この5aリダクターゼをどう抑えるかがキーポイントになります。

予防

1,国が認めた直接的な有効成分は今の所、フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルだけ

フィナステリドは5aリダクターゼの働きを抑制する効果があります。

根本的にAGAを防ぐという意味では最も重要なポイントです。

5aリダクターゼはⅠ型とⅡ型がありどちらもAGAに関わってきますが、フィナステリドはⅠ型にしか効果がありません。
昨今ではデュタステリドという成分もあり、それはⅡ型にも効果があります。
後者のほうが効果は高いと言われており、トレンドでもあります。

ミノキシジルは、血管を拡張する作用があります。

毛根に栄養を届けるのはズバリ”血”なので、栄養を多く届けることが出来ます。

副作用

基本的に内服薬というものは、腸で吸収されて肝臓に運ばれます。
肝臓はからだを作る成分に変えたり、異物とみなし処理したりします。
分解の仕事を増やすことになるので、薬を毎日飲むということは、単純に肝臓の負担を増やすことになります。

あとは男性機能の低下です。

フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジルでそれぞれ違いますが、
だいたい全体の10%未満くらいの確率で症状が出るようです。

これは10人に1人なので多く感じます。
しかし「大きく症状が出た」人もいますし、「そんな気がする」人も合わせての10%なので、この数字をどう捉えるかは自分次第です。

どこで手に入るのか

美容クリニック

美容クリニックによりますが、フィナステリドやミノキシジルやビタミンやその他有効成分を、組み合わせて商品化しているところや、大手が出している商品を販売しているところがあります。

こちらに通うのが一番効果が出やすいでしょう。

皮膚科

プロペシア(フィナステリド)だけなら皮膚科で手に入ります。

個人輸入代行

オオサカ堂などのサイトから購入出来ます。

それぞれのメリット・デメリット

当たり前ですが海外からの個人輸入が一番安いですが、偽物の可能性もあり、効果が保証されていません。

美容クリニックは一番効果が出やすいですがお金と、通う時間がかかります。
皮膚科は効果も費用もその中間くらいです。

1ヶ月にかかる費用

  • 美容クリニック=2〜3万円
  • 皮膚科=7〜8千円
  • 個人輸入=2〜3千円

2、育毛シャンプーの有効性は、ホームレスに学ぶ

シャンプーで直接的に育毛は出来ません。

育毛成分が入っていたとしても、シャンプーのあの短時間で有効成分を毛根に届かせることは出来ません。
様々な高い育毛シャンプーが売られていますが、ほとんどは殺菌だけしかしません。

不潔であったり、毛穴の詰まりが原因でハゲるなら、路上生活者は皆ハゲているはずです。

しかし世界的に見ても、そういう方のほうがかなりの確率でフサフサしています。

  • 界面活性剤はタンパク質を硬くする効果がありますので、むしろシャンプーをやりすぎることにより薄毛リスクを高めている。
  • ガシガシ洗いすぎることで成長期の髪も抜けさせてしまっている。

そういう意味で、湯シャンあるいはアミノ酸系やタンパク変性を起こさないシャンプーを使うということが育毛に必要なくらいで、そこに高いお金を払う必要はない。

持論ですが。

3、頭皮マッサージ

頭皮マッサージは多少なり効果はあります。

お客様の頭を触っていて感じるのは、薄毛のかたは、先天的か後天的かはわかりませんが、ほぼほぼ頭皮が硬いです。

頭皮が突っ張っている=血行が良くないと言えるので、改善したい問題です。

頭皮は前頭部分やトップの方は筋肉がありませんので、そこを無理にほぐすよりも横や後ろの方を持ち上げるようにマッサージすることが効果的です。

整体行くと分かると思いますが、体って、痛い部位があったとしても、その部分と違う部分をほぐすと良くなったりします。

例えば腰痛改善ならお知りの筋肉をほぐす。
肩こりなら胸の筋肉を伸ばしたり。

体や血行は全身で連動していますので、局部だけで考えるのはよくありません。

血流というものを考えると見えてくるもの

ミノキシジルは、血管を拡張してくれる作用があります。
それが育毛につながるのですが、それを内服すると他の体毛も濃くなることがあります。

そりゃそうですよね、髪だけ増やせるなんて神アイテムそうそうありません。

血管を拡張して、血を送り込むことを強くすると毛が生えるなら、血流改善がキーポイントになるということ。

頭皮や全身の血流を、マッサージやストレッチなどで改善すると髪にも良い効果が得られそうです。

4、よくない生活習慣

睡眠不足と栄養不足は確実に直結します。
これはもはや解説はいりませんね。

タバコも血管を収縮させるのでもちろんダメですね。

お酒の飲み過ぎも、肝臓の働きを弱めるので良くありません。
肝臓は体に必要な材料を選別したり、成長因子を作り出したりするところなので。

5、育毛サプリ

    • ノコギリヤシ
      5aリダクターゼ阻害効果があります。
    • L-リジン
      ミノキシジルやフィナステリドの効果を引き上げると言われています。カツオ節や大豆などにも含まれます。
    • ビタミン
      いろいろなビタミンがありますが、基本的に酸化を防いだり血行促進や老化を防ぐ役割があるビタミンは、育毛だけではなく全てにおいて重要。
    • 亜鉛
    • タンパク質(プロテイン)
      髪の毛の原料は亜鉛とタンパク質です。生やすこととかより、強い髪に必要になります。
    • ビオチン
      髪が早く伸びたり強くするために必要なビタミン群の1種。
    • メチオニン
      髪の毛の生成にメチオニンは深く関与していると言われています。ただ、ヒトの育毛での正式なデータは出ていません。
    • ビュリクシール
      ノコギリヤシや亜麻仁油ライ麦抽出液など多数のオイルと植物エキスから作られた成分。
      ノコギリヤシの効果と、抗酸化や血流改善などさまざまな効果がありますが、副作用の報告はないようです。

ビュリクシール解説

 

育毛より、発毛が難しい。

産毛があれば、なんとかなるが、なければ再起が難しい。

毛穴はしばらく毛がはえないと、閉じます。

一度閉じてしまうとそこから毛を生やすことは難しいです。
植毛ならできるんですかね?
わかりませんが。

歯でも何でもそうですが、再生することは難しいです。
予防のほうが、ハードルははるかに低いでしょう。

まとめ、結論

気になりだしたら、まずは生活習慣を見直すこと。
基本ですね。

それから予算に応じてクリニックや病院に通ってみるか、
サプリや薬を個人輸入してみるか。

どちらも半年試してみて、自分に合ってるのを選択してみては?

強く歩んでいきましょう👍

ABOUTこの記事をかいた人

【縮毛矯正にデザインを】 美容師歴17年。フリーランスとして独立後5年後、表参道青山にてceeを出店。 クセ毛、直毛、多毛、傷みやすい髪など、 髪に悩みのある方に特に支持を頂いています。 ショートヘアのカットもおまかせください。