縮毛矯正、パーマとヘアカラーを同時にしないほうが良い理由

「縮毛矯正やパーマと、ヘアカラー、どっちが先なの??」

パーマとカラーなら、基本的にヘアカラーが後。

先にやった事に、後からした施術が悪影響を及ぼしやすいのですが、
色が抜けるのと、
パーマが落ちるのであれば、
色が抜けるほうが圧倒的だからです。

カラーの直後にパーマ液をつけると、見事に色が抜けます。
アイロンを入れるとさらに。
(白髪染めじゃないリタッチなら先にやっても大丈夫です。色が抜けても毛先と馴染むので)

矯正やパーマの直後にカラーしても、かけたところがすぐに取れる事はあまりありません、、、
しかし、それはヘアカラーのパワーによります。

トーンアップのカラーやブリーチは、特に直後はダメ

強アルカリのお薬は、髪の毛の構造に大きく作用します。
2液の濃度も、過酸化水素水6%というとてもつよいお薬になります。
それを矯正やパーマ直後のデリケートな所につけると、さきほど固定されたものが多少解かれる事があります。

なので、出来るだけ矯正などの直後にはカラーしないほうが懸命です。

パーマカラーが同時でも出来る場合

トーンダウンのお薬なら、低アルカリを使って過酸化水素の濃度も2%以下で時間を置きすぎなければ、そこまでの危険性もないでしょう。
特にシャンプー台で少し色味を足す”トナー施術”であれば、パーマ後でもほぼノーリスクでしょう。

ということで軽くトーンダウンやリタッチなら同日でも大丈夫です。
トーンアップは僕ならしません。別の日にします。

白髪染めも強いお薬に入るので、出来れば空けたい所です。

まとめ

出来るだけ1週間以上空けてやりたい施術ですが、このように、場合により同時にやる事も可能です。
美容師側の意識が特に重要になる問題です。
部位によりぬりわけるのが大事です。
薬剤選定は繊細にしていきましょう。

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ABOUTこの記事をかいた人

【縮毛矯正にデザインを】 美容師歴17年。フリーランスとして独立後5年後、表参道青山にてceeを出店。 クセ毛、直毛、多毛、傷みやすい髪など、 髪に悩みのある方に特に支持を頂いています。 ショートヘアのカットもおまかせください。