縮毛矯正と毛先のデジタルパーマ、もしくはコテパーマやアイロンで内巻きにいれたパーマを、
ストカールといいます♪
ストカールでミディアムヘアのワンカールスタイルになるまでの施術事例
本日ご紹介させていただく事例は、
ブログにて、まずはLINE@にてご相談からのお客様です。
”現在セミロングで、毛先に向かって広がる癖、ややうねりがあり、コテも苦手でうまく巻けません。朝のセットを楽にしたいのですが、パーマで髪を傷ませるのも嫌で、ストカール失敗談も恐いし、どのメニューで施術すべきか悩んでいます。”
、、、髪を傷ませるのは本当に怖いこと。
だからこそ美容師は真剣に選んでほしいし、このように質問し、吟味されるのはとてもいいことです。
かなり色々な美容師さんのブログをご覧いただいているみたいで、髪の毛の事などかなり詳しいお客様です。
この後、お薬や施術内容の説明や、技術に対しての考え方、料金などお伝えし、髪の状態の写真を送っていただいたり、
何度もやり取りをし、納得いただいた上でのご来店です。
ちなみに、岡島がやらせていただくトリートメントストレートは、低温のストレートパーマではありません。
詳しくはコチラからどうぞ。⇓
トリートメントで髪はストレートになるの?トリートメントストレートの効果
それではここから実際の施術をご紹介させていただきます。
あらかじめ、
ブログ掲載許可は頂いてます^o^
クセはそこまで強くなく、広がるとの事です。
<髪の履歴>
- 1年前にアイロンを入れないストレートパーマ。その時はクセも伸びず、手触りだけ悪くなった。
アイロン等熱を入れないストレートパーマは、濡れた時のクセはとれますが、乾いた時に出るクセはあまり取れません。
パーマ落としには向いています。
- ヘアカラーは1年前に一度結構明るくしているが、
基本的には2ヶ月に1度くらいのペースで毎回トーンダウンで落ち着けている。
すぐ色落ちする。
普段からヘアケアに感心をお持ちのようで、特に髪を傷ませるような習慣(乾かさず寝たり、アイロンで高温のスタイリングしたり)はない様子。
むしろコテなどは全く使わないので、毛先に少しだけカールが欲しいとご要望です。
毛先のダメージは中。
毛先のカールは、少しで良ければ、、
そして乾かす時に、少しねじって下さい。
とお伝えして、ストカールをしていきます。
アイロンを入れないストレートパーマを他店で当ててきた状態のBefore
表面のくせはそこまで強くないのと、ダメージが表面部分の方が少しあります。
内側、特に右半分は意外とクセが強いです。
これが膨らみの原因となっています。
ストカールの施術工程、方法
今回は、クセの強い部分は少し強めのお薬、毛先と表面は少し弱めで、お薬を塗りわけていきます。
前髪はクセが気にならないのでストレートは無しでいきます。
1液を自然放置後、
しっっかり中間水洗してシャンプー。
これかなり大事です。
そしてアイロンで高熱を入れる前にセラックやエルカラクトン、カチオンコンプレックスなど熱と相性のいいトリートメントを付けます。
お薬が弱めな分、アイロンは割としっかりめだけどしかしプレスで髪が潰れないように。
そして最も効率の良い水分量に髪を調整してから熱を置いていきます。
その後カールの欲しい部分のみ濡らし、
デジタルパーマのロッドを巻いて、低温で加温後、たっぷり2液。
毛先は一度アイロンを通し、かけたい部分だけしっかり濡らすことで、また1液の作用が始まり、髪の形状が変わるようになります。
2液後は残留薬剤除去をしていき、なるべくフラットな状態で終えるようにします。
ストカールでミディアムヘアの仕上がり
中までしっかりストレートです。
もちろん何も付けず、手で乾かしたのみです。
ストカールのミディアムヘアの乾かし方
乾かし方は、ある程度までは適当に乾かし、8割乾いたら少し内巻きに捻りながら乾かせば、これくらいまとまります。
左側は上から見て時計回り、右側は反時計回りに髪をねじれば内巻きになります。
デジタルパーマなど、パーマヘアは全てそうですが、ある程度乾くまではババっと髪を散らすように、ひとまとまりにならないようにして乾かすと早く乾かせます。
最後の2割だけねじるようにして乾かして、最後に冷風を上から当てるようにするとツヤとキープ力が高まります。
髪は急激に冷ますと湿気を吸わずに固まるからです。
毛先のワンカールもついて自然なストレートになりました。
ダメージレベルにより、毛先のカールはお断りする場合はありますが、
今回はこのようなケースになります。
ご自身の履歴や髪質と照らしあわせ、参考にしてください。
ちなみに岡島は、肩より上の長さはワンカール以上のストカールはあまりいたしません。
ハネたり、スタイリングが難しくなる事が多いからです。
鎖骨より下の場合は、巻いたようなウェーブヘアでももちろんご相談させていただきます。
ストカールのメリット
毎日コテで毛先をカールさせている方でしたら、一度毛先にストカールでカールを付けてあげたほうが結果的には髪のダメージも少なくなります。
朝のスタイリングも3分早くなります。
デジタルパーマや縮毛矯正を毛先にもう一度当てることのデメリット
どうあがいても、髪の毛の形状を変える以上、ノーダメージはありえません。
髪の余力を読みきれないまま施術をされてしまうと、著しく手触りが悪化する場合もあります。
経験が非常にモノをいうメニューなので、施術者選びは慎重にされてください。
ストカールの料金、お時間
ストカール(熱反応型内部強化トリートメント&デザインカット込み) 28000円+tax です。
ご新規のお客様はお時間を4時間みていただきます。
ボブの場合はコチラ⬇
ストカール(縮毛矯正+ワンカール)内巻きボブの事例
ストカールでなくとも、とにかく縮毛矯正はナチュラルな仕上がりを追求しています。ぜひご相談ください。
こちら縮毛矯正、ストカール、トリートメントストレートのまとめになります⬇
縮毛矯正をショートやボブで内巻きに。自然なストレートなら岡島まで。
・この記事の監修
美容師岡島のプロフィール