立つ鳥跡を濁さず。失くしてから気付く価値は長い期間で分かる

失ってから大事なものに気付くよね。
とはよく聞いた言葉ですね。

事後ではなく、失う直前に突然手放したくなくなり、実は凄く大切なものだったんだ、
と気付く場合もあります。

モノも職場も恋人も。

ただ、これって大体は一時的な感情なんじゃないかなと思うんです。
いざ何かを失くす直前には損失を避けたい傾向が過剰に表れるし、
当たり前にあったものがなくなる事での
喪失感はとてつもない。
でも大体は少し時間を置けば忘れていくし、
選んだ先を正解にしていく覚悟すればいいだけで。

その中である程度長い期間を経てからも、
あの子は本当にいい子だったなーとか、
あの職場は本当にいい環境だったなー、
と感じられるものって大事ですよね。

後々そう気づいた時にもまた関係を続けられるようになれるためにも、今の関係を大事にしなければいけない。

“立つ鳥跡を濁さず”

僕は地元で3年アシスタントをやらせていただたいたお店で、本当にオーナー夫妻と先輩方に恵まれました。
常識も礼儀もなかった自分の基礎を築いていただきました。

最初は駄目な若者でしたが、最終的には真面目に働いていたし、人の話はよく聞いていたと思います。
辞める時には先輩のお客様でも
寂しくしてくれる方もいたし、
花とかお金までくださった方もいました。
なにより今でも、連絡はそんなに取らなくても、この先も繋がってもらえると思える先輩方がたくさんいます。
これって相当な財産だと思うんです。

分からない事は相談できるし、
迎えてくれる環境もある事が心のゆとりですよね。

ただ、僕もそうだし、人はその時その時では自分の環境に不満を抱えやすいように出来ている気がします。
となりの芝生も青く見えるし。

自分と他人では立場なんて全く違うんだから、はじめから分かり合えないのは必然で。
それを理解せず一緒にいた期間に横柄な態度をとっていたり、最後がろくでもない終わり方だったら、その後の関係なんてあるわけはなく。

それを常にリアルタイムで深く理解したい。
今に集中したい。

“Do not live in the past. Stop dreaming in the future. Just concentrate in this moment.”
(過去を生きるな 未来に夢を見るな 今この瞬間に集中しなさい)

(ブッダ先生)

1人で生きていけるわけなんかないのだから、
この先も”勢いよく飛び続けられる鳥”でありたいのなら跡は濁さず前に進む事が大事ですよね。

さ、今日もがんばろ。

ABOUTこの記事をかいた人

【縮毛矯正にデザインを】 美容師歴17年。フリーランスとして独立後5年後、表参道青山にてceeを出店。 クセ毛、直毛、多毛、傷みやすい髪など、 髪に悩みのある方に特に支持を頂いています。 ショートヘアのカットもおまかせください。