「2週間後に、人と会う用があるんです」
本日のお客様は、僕にそう教えてくれた。
一気に髪色をトーンダウンされる方では、何らかの理由で落ち着けなければいけない場合が多いです。
10レベルのオレンジに退色したベースと、過去に入れたハイライトが所々に残ります。
落ち着いた雰囲気と、とがってるるわけじゃないけど、しっかり個性をお持ちの雰囲気なので、
暗めカラーはよく似合うと思います。
そういう、”自分”を強くお持ちの方ほど、中間のブラウンヘアよりも、黒や金に近い色、パープルなど、はっきりした色味が似合う方が多いです。
お薬を作ります。
- 新生部
イルミナカラー ヌード6:オーキッド6:hoyu CB5 1:0.2:0.2 オキシ(2液)4.5% - 中間〜毛先
同じカラーをオキシ(2液)を3%で。
カラーの放置時間は15〜20分が理想的です。
仕上がり
何も付けずドライでこの艶感。
全て加工無し、iPhone撮影です。
アッシュ系の髪は、間違いなく軽く巻いたほうが、透明感と柔らかさが生きてきます。
「この髪色はなんですか?」
「ダークグレージュです」
2週間後には、少しだけ色が抜けて、グレーヘアの奥にベージュ感が透き通り、
夏なので落ち着きすぎないけど、上品さも残る絶妙な色味になっているでしょう。
ヘアカラーと、前髪カットは特に、切りたてがストライクなのか、
1週間、2週間先なのか、照準をどこに合わせるかも大事になってきます。