
根本だけ塗れたら、そこまで問題じゃないのですが、、。
ホームカラーは残留性の強い薬剤
髪の毛を明るくするには、どうしてもアルカリ剤が必要になります。
そしてサロンのカラーは、それがアンモニア。(揮発性)
ホームカラーはモノエタノールアミン。(不揮発性)
アルカリが髪に与える悪影響は、ダメージだけでなく、色持ちにも大いに影響しますので、それが髪に残らないのは一番といえます。
しかしお家でアンモニア臭が立ちこめるのもいただけないので、ホームカラーは揮発しない
(イヤなニオイのしない)、薬剤が髪に残留しやすい製品になっています。
オキシコントロールやダメージ部の塗り分けが出来ない。
カラーは1剤と2剤を混ぜて作りますが、
サロンカラーの1剤は、
アルカリカラーと低アルカリカラーを
髪の状態で塗り分けます。
2剤は、薬のパワーが、1%〜6%までを
髪の状態で塗り分けます。
ホームカラーは、
全てアルカリカラーの6%。
1番薬剤パワーは強力です。
ただ、根元の黒い部分に使うのには適しています。
このように、お薬の塗り分けが出来るのは、サロンカラーのみになります。
ホームカラーは量が少ない
サロンで、例えばロングヘアの髪を毛先まで染めようとした時、大体200〜300gくらい使いますが、
市販のカラー剤は40〜60gくらいしか入っていません。
付いている所、ついていない所があると、ムラになります。
まとめ
ホームカラーをとことんディスる形になってしまいましたが、適切な薬剤で、生えてきた根本だけに狙い撃ちで、家族や友人に塗布してもらえるのなら、使い道はあるかもしれません。
私も、一度母の髪を市販のヘアカラーで、急遽染めてあげたことがありましたが、
白髪の入りも悪くありませんでした。色味の幅は少ないですが。
あとは、髪も短くて、色も真っ黒でいいという男性の方などは適しているかもしれません。